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  • 2019.02.21 Thursday
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映画『シン・ゴジラ』

特にゴジラに対して興味はなく、これまでゴジラ映画を見たことはなかったけれど、予告編で知ったキャストの堅実さかつ豪華さと、試写会や公開初日に見た人の評判が良かったので、急遽見に行ってきました。

 

ちなみに、見る前の私のゴジラに対するイメージは以下のとおり。

 

●ゴジラ=黒っぽい体の怪獣のようなキャラクター。口から火を噴く。

●ゴジラ映画=ゴジラが市街地を襲って人々が逃げ惑うイメージ

以上。

  

好き嫌いは分かれると思うけど、個人的には結構ツボだったんだよなぁ。

私は日曜の夜18時台の回で見ましたが、それなりにお客さん入っていて、エンドロール終わりまで誰も退出しませんでした。

もう1回見てもいいくらい。

政治的、官僚的な堅い要素を、ユーモア交えて描く描写が好きなのかもしれない。

いわゆる「踊る大捜査線」的というか。そこにやや「トリック」的ユーモア要素も加わって、絶妙な塩梅に。

そのふざけすぎないギリギリのバランスがすごく好きでした。

パニック映画というよりは、ゴジラが出現したら、国はどう動くかをシュミレートした映画。

普段は批判されることの多い政治家や官僚はじめ、自衛隊や消防、警察など公務員が活躍、奮闘する映画。

エンドロール見ても、国や東京都はじめ、自衛隊や消防の全面協力だものね。

立川の自衛隊基地で撮影されたと思われるシーンもあったし。(合成じゃなければ)

 

前半は特に閣僚や官僚らの会議シーンが多いのだけど、随所に真面目さゆえの滑稽さ、そこから醸し出されるユーモアを感じて、まるで会議コメディを見ているようでした。

声を出して笑う感じじゃなくて、心の中がちょっとくすぐったい感じ(伝わるか?)。

そして、政治家・官僚サイドの動きが妙にリアルなんですよね。スタッフに政治家や元官僚がいるのかってくらいに。

「総理レク(チャー)」のテロップとかさw 「総理レクは結論ありき」と言い切る総理補佐官;赤坂役の竹野内豊とか。

と思ったら、スタッフロールに都知事になる小池さんや枝野さんの名前が。

閣僚的、官僚的セリフの言い回しとか、会議の回し方、縦割り行政、責任所在省庁の擦り付けあい、文書主義で、手続き重視、何事も規則がないと動けないその性質。

政治家、官僚批判ばかりではないかと思われそうだけど、そういうお役所的な思考が学べると同時に、そんな堅苦しい縛りの中で折り合いをつけながら少しでも前に進もうと奮闘する人々がいることが描かれています。

適用規則の解釈で、省庁間でもめてるところとか、滑稽で面白かったな〜。

 

 

んなもん、事態収束に有効なら非常事態では多少無理矢理でも拡大解釈のウルトラC発動でいいじゃん、あとで怒られたらその時謝ればいいじゃん、って思ってしまうのだけど。

自分だったらどうするかな、何を捨てて何を取るかな、とか考えながら見ていた。

国民の安全は確保しつつ、どこかで線引きをして攻撃はしないといけない。

全員の避難が終わっていないからとこのまま野放しにしたら、更に被害は拡大するかもしれない。

だったら、ここでゴジラに対し攻撃開始すべきなんじゃないか、とか。

だって、100%は無理だもの。あんな事態じゃ、多少の犠牲には目をつぶるしかない。そして、その瞬間瞬間でベストの選択を取り続けるしかない。

でも、絶対に譲れない一線は譲らない。その攻防と葛藤。

 

エヴァの庵野監督作品なだけあって、明朝体風の文字を印象的に用いた手法が世界観の演出に一役買っているのだけど(大元は「犬神家の一族」だが)、エヴァからその手法を踏襲していた「踊る大捜査線」の、それこそ緊迫した会議シーン等で用いられるBGMをモチーフにしたと思われる音楽が、「シン・ゴジラ」の会議シーンで使われていたことも面白かった。あのBGM、明らかに「踊る〜」を意識してますよね?

しかも、その会議シーンに津田寛治さんがいるっていうのが個人的には更にツボだったり(津田さんは「踊る」の会議シーンでちょい役で出演していたことあり)。

矢口が招集した曲者専門家集団がまたいい味出してるんだよね。

「踊る」+「トリック」的なコメディ要素を交えつつ、決してやりすぎないバランス。

 

この作品、有名俳優さんのカメオ出演もちょこちょこありました。

ゴジラが野村萬斎さんの動きによるモーションキャプチャーだったというのもすごいけど、前田あっちゃんとか本当に一瞬だけだったし、齋藤工さんもほんの少しの出演でしたよね。消防士役の小出くんもいたなぁ。

(エンドロールで大内厚雄さんの名前見かけたけど、どこにいたのー!?その他大勢にまぎれてそうだから見つけられなさそう。石原善暢さんも出てたみたいだし、キャラメルボックスはじめ舞台俳優方面にも声がかかったのかな。)

出演している俳優さんも、そもそも「ゴジラ」っていう強烈な主演がいるから、客寄せのための俳優を主演に改めて据える必要もないし、ちゃんとお芝居のできる俳優陣がそろっていて良かった。

一応主演の長谷川博己さん演じる内閣官房副長官の矢口視点メインで進んでいくのだけど、派手すぎず地味すぎずな長谷川さんというキャスティングのバランスも好き。

脇には竹野内豊も控えて涼しい顔で暗躍しているしね。

政治家役の松尾諭さん、意外と出演シーン多い重要な役でびっくり。

総理秘書官役で神尾佑さんと並ぶシーンでは、「SP」思い出しちゃったよ。

野間口徹さんも出演しているしね。

そんな多くの芸達者な役者さんたちが早口でまくしたてる会議シーンを見ているだけでも非常に楽しかったしワクワクした。

もちろん、詳細不明なゴジラが何をしでかすかわからない不気味さと、容赦なく東京近郊が破壊されていく絶望感もあるのだけど、それでも前に進んでいく、進んでいかなきゃいけないというリアルな結論を最後に提示してくれたと思う。

「この国は、スクラップ&ビルドの繰り返しでできている。」っていう矢口のセリフが、今の日本の状況を表していて、すごく印象的だった。

被災された人にとっては、街が壊されていくのを見るのはもしかすると気分が良くないかもしれないけど、ゴジラ見たことないって人でも十分楽しめるので、おすすめです。


意外だったのは、ゴジラってもっと愛嬌あると思ったけど、今回のゴジラは全くかわいらしさや親しみやすさはゼロ。
不気味で怖い。
でも、ただ不気味なんじゃなくて、荒ぶる神という感じ。
まるで、もののけ姫に出てくるような。

 

旧作は見ていないけど、庵野監督のゴジラという作品に対する愛と、すごく楽しんで作っているんだろうなぁというのは伝わってきた。

新エヴァ続編も待ってますので、よろしくお願いします!

 

 

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