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  • 2019.02.21 Thursday
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日曜劇場『A LIFE』第1話を見て

木村くん主演の日曜劇場「A LIFE」、見ました。

私は、SMAPメンバー出演ドラマでも、つまらなかったり好みでなければ見ないのですが、「A LIFE」は医療ドラマというよりは病院を舞台にした人間ドラマで、面白かったです。

約1時間半、あえてほとんどツイッターでつぶやくことをせず、物語の世界に集中して。そういう風な楽しみ方をしたいドラマでした。

 

放送に先立って行われた試写会は日本医師会館だったし、実際、都医師会が後援していて、試写会で見た医療従事者の感想でも、リアルで違和感なく見られたとの感想が結構見受けられたので、期待しておりました。

私自身は医療従事者ではないですが、壇上記念病院の外観が映った瞬間にどこの病院かわかる程度には医療の世界に片足突っ込んでるので、どうしても普段の自分の立場からドラマの世界の医師たちを見てしまう癖があるみたいです。

もっと純粋に楽しみたいんですけど、完全に職業病ですね(^^;

ちなみに、壇上記念病院の外観、エントランスのロケ地である某大学病院は、開院してまだ数年で新しいし、ロケーションも美しいし、実際あの辺は普段あまり人通りは少ないので、ロケするには最適だなと思います。

あの病院、エントランス入ると大階段ならぬ中階段があるので、沖田先生が階段の途中で振り返る画とか今後出てこないかな〜。絶対画になると思うんだけど。

 

さて、そんな私のちょっと辛口なネタバレ感想です。

木村くん、浅野さん、竹内さんはじめ、キャストの皆さんは脇も含め演技派な方々ばかりなので、そんな素晴らしい俳優さんたちの演技のぶつかり合いは見ていて非常に贅沢な気分になりました。

医師たちの何気ないやり取り、出身大がどこだとか論文の本数がどうとか執刀回数はどれくらいかとか、採算合わなくて経営圧迫するから産科と小児科は縮小しようと言い出すくだりとかは、リアルっぽいなと思いながら見ていました。

実際、医師の世界って出身大学、医局による派閥がかなり大きいですからね。そういうつながりが相当ものをいう世界だし、大学病院では論文書いて認められないと上には上がれないし。

壇上記念病院は大学病院じゃないけど、医師同士の世界のそういう指標での格付けはありそうだなぁと。

ミッチーはじめ、患者よりも利権や政治が好きなお医者さんが多そうだし。

 

そして何よりも、木村くんの手技よね。医療従事者からの絶賛の声をかなり見たけど、素人目に見ても非常に美しい。

普通、手術シーンは吹き替えらしいけれど、木村くんは自分でやるから、撮影の自由度も上がる。表現の幅が広がる。本当にすごい。

文乃ちゃん演じるオペ看柴田の器械出しも自然でなめらかで。これは当然受け取る側の沖田演じる木村くんの所作もあってのことだけどね。

外科医としての腕は素晴らしいけれど、決して天才外科医でなく、努力の人というのがすごく木村くん自身に重なるところであり、医師として人間臭く苦悩する姿を描くことに適した役柄だと感じました。

オペ看の柴田は、登場人物の中で一番好きだな。医師と対等に話せるかっこいい看護師さん。

彼女の「ほかに行くところがないから」っていうセリフは非常に気になる。

これから彼女が抱えているものも明らかになっていくんだろう。

 

さてさて、以上、良かったところを書いてきましたが、いろいろモヤっているところもあって。

細部はいろいろリアルだったんですけど、登場人物のキャラクターや人間模様がすごくドラマ的で、そこでちょっと引いちゃう部分はありました。

 

○院長室で昼間の情事を繰り広げる壮大と実梨

→ いや、実際あるかもだけど、ドラマで描くと急に嘘っぽく感じてしまう。

こういう世界観なら、院長に対する1回目の手術の失敗も、誰かが仕組んだんじゃないかと思っちゃったもん。

そういうちょっと非日常的な要素は排除して物語を考えられる世界観だと思ったんだけど、どうなんだろう?

そういうことも起きうる世界だと思って見たほうがいいのかな?

 

○院長への1回目の手術が終わって、すぐに成功したと言ってしまう沖田

→え、手術終わってすぐじゃ成功かどうかわからないよね?

しばらく経過観察して何も起きなかったらその時点で初めて成功と言えるのでは?

順天堂医院の先生が医療監修に入っていると聞いたけれど、やはり総合医療監修として、天皇陛下の心臓外科手術を執刀したことで有名になった、今は順天堂医院の院長でもある天野先生の名前があったから、余計にそう感じてしまった。

慎重派の天野先生は、手術が終わってすぐに成功ではなく、しっかり経過観察したうえでないと手術の成否はわからないとおっしゃっている方なので。

あの場面は沖田に「いや、まだ経過を見ないと成功かどうかはわかりません。」と言ってほしかったな。

 

○沖田の「大丈夫」

→これについては、木村くんが各種インタビューで「本当は医者が患者に対し根拠もなく「大丈夫」と言ってはいけないのだけど、今回は敢えて使うようにした。」と言っているのですが、実際ドラマを見た印象だと、「おいおい、そんなに簡単に大丈夫って言って大丈夫か?」と思ってしまう自分がいて。

きっとこれが、スーパードクターなら、決め台詞的に「大丈夫」と言っても様になると思うんだけど、沖田は地に足の着いた医師だと思うので、「大丈夫」のセリフがうまくはまっていないように感じてしまったんだよね。

相手や場合によって敢えて「大丈夫」と言うことがプラスになることもあると思うんだけど、あまり決め台詞的に使われるのは良くないかなぁと感じてしまった。

医療の世界における「大丈夫」は、ケアを担う看護師さんが使うほうが自然な気がする。

 

○沖田の1回目の手術後、院長の容体が急変して意識が戻らなくなってしまった後、深冬が沖田に言い放った「手術しなければ良かった。」

→ おい、深冬、君も医者なんだよね?同意の上で手術を受けさせたのだよね?

だったらそれは、たとえ沖田に対して複雑な思いを抱いているとしても、言ってはいけないセリフなのでは。

ただの娘としてならいいけれど、同時に医師でもある以上は、言うべきではないよね。

深冬に関しては、全体的に感情に左右されすぎな気がして、もっと医師としてのプライドは持っていてほしかったなぁと。

そういう意味で、深冬のキャラクターはちょっと残念だなと思いました。

 

○ニュースでベルギー王族の執刀医が沖田と報じられる。

→ これはちょっとネタ的なシーンだから、あまり突っ込むのも野暮だと思うんだけど、そのニュースで執刀医の名前まで出ないだろ!と言いたくはなった。

 

核となる沖田、壮大、深冬が、それぞれに対してどう思っているのか、第1話ではまだ読み切れない部分が多く、今後の展開がいい意味で読めない。

他の役含め、みんないい人悪い人で単純に色分けできるようなキャラクターではないし。

深冬の脳疾患フラグは冒頭の頭痛が示していたのでなんとなく予想していたし、沖田が日本にとどまる理由もこれなんだろうなと思った。「愛しき人」を救うための物語。

でも、沖田は専門が心臓血管外科と小児外科なんだよね。

子どもの脳は切ったことあるけどって沖田は言っていたけど、小児と大人は違うから、おいそれと執刀できるものではないし、さすがにこれはツイッターで感想読んでも疑問に思っている人が多かったな。

本来脳外科が専門の壮大がオペすべきだけど、家族だから心情的に無理っていうなら、他の腕のいい医師に頼むのが普通でしょ。

壮大が沖田に深冬の疾患について相談した真意がまだわからない。

沖田へプレッシャーかけようとしているようには感じるけど。

本当にこれ、どういう展開になるんだろう。

\賁膤阿硫田が、壮大とぶつかりながらも深冬の手術方法を見つけていく。最終的に壮大が執刀し、沖田が第一助手で入る。

⊃偲澆脳疾患のみならず、心臓にも疾患が見つかり、沖田が最終的に執刀する。

なんとなく考えてみたけど、こんな薄っぺらい展開ではないと思う・・・。

 

第1話を見て、どういう感じのドラマなのかはわかったので、第2話ではその辺を踏まえて見ようと思います。

ある部分ではリアルだし、ある部分では非現実的で、その辺のバランスがちょっと気持ち悪くてモヤモヤするんだよね。

白い巨塔みたいな雰囲気も感じるけど、そっち側だけに振り切っているわけでもなく・・・。

医療ドラマは好きだから結構見ているけど、リアルさよりもエンターテイメントに徹して強烈な個性を放つドラマであれば、それはそれでいい。そういう世界観だと割り切れるし。

 

一方、リアルと虚構のバランスで言えば、コウノドリは見事だったと思います。

当然ドラマだから、現実にはありえない設定もあるんだけど、医療や患者への向き合い方、医師たちの苦悩と言った部分は、嘘がないように感じることができた。

もう一つの物語の柱である養護施設で育って医師になるというコウノドリ先生の設定自体が非現実的な分、それ以外の部分はそれぞれが抱えているもの含め、非常にリアルだった。

あのドラマの世界で、手術中に誰かがわざと失敗するように仕向けるとかは一切イメージしなかったもの。

それを描いたら、一気に嘘くさくなる。

そのバランスが素晴らしかったから、ほぼストレスフリーで見られた。あー、続編やってくれないかなぁ。

 

「A LIFE」はどういうスタンスで見ればいいのかな、とちょっと模索中です。

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